「船」と「ボート」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも川や海で乗る乗り物ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「船」と「ボート」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
船の定義
「船」を広辞苑で調べると、
人や物をのせて水上を渡航するもの。「舟」は、手でこぐ小型のものに使うことが多い。
広辞苑 第七版 2580Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「船」は木や鉄で造られ、水の上を渡航する乗り物の総称であることが分かりました。
動力はオールなどを使って手動で漕ぐものとエンジンを搭載しているものがあります。
手漕ぎボートをはじめ、ヨット、小型船舶、旅客船、貨物船、自衛隊の空母もすべて「船」となりますが、同じく「ふね」と読む「舟」は、手こぎの小型のものに使われることが多いようです。
日本での船の起源は先史時代からであり、丸太を使用した船が現在の東京都、千葉県、京都府などで見つかっています。

ボートの定義
「ボート」を広辞苑で調べると、
オールまたは船外機で推進する、甲板のない西洋式の小舟。短艇。端艇。比較的小型の高速船の総称としても用いる。
広辞苑 第七版 2686Pより [発行所:株式会社岩波書店]
となり、「ボート」はオールやエンジンを使って進む小さい船であることが分かりました。
「ボート」は商業用などに使われる他、個人が釣りなどの私的に乗るためにも使われています。
また、大型の船に積まれていて、いざというときに「船」から「ボート」に乗り換えて脱出するために使われることもあります。

つまり「船」と「ボート」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 船は「水の上を、人や物を乗せて進む乗り物の総称」
- ボートは「水の上を、人や物を乗せてオールやエンジンで進む比較的小さい乗り物」
となり、「船」は水上を進む乗り物の総称であるのに対し、「ボート」は小さめの船であることが分かりました。
カヌーとカヤックの違いはこちらでまとめています。
コメント