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建築と建設の違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

言葉

「建築」と「建設」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも建物などを造ることを意味する言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「建築」と「建設」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

建築の定義

「建築」を広辞苑で調べると、

(architecture)(江戸末期に造った訳語)家屋・ビルなどの建造物を造ること。普請ふしん。作事さくじ

広辞苑 第七版 949Pより [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、語源である”architecture”は、建物をつくる行為(過程、技術)を指します。
よって「建築」は、建物を土台から作り上げること、またはその建物を建てるのに必要な技術や技法を意味することがわかりました。

また、建築基準法において建築は「建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転することをいう」と定義づけられています。

建築には『快適な建物をつくる』ことと、『芸術的な建物を作る』ことの2つの役割があります。
快適に生活するための空間を実現しつつ、景観を損ねないデザインや美しさ、街の機能性などを追求することが、建築の役割として求められます。

建設の定義

「建設」を広辞苑で調べると、

建物や組織を新たにつくりあげること。

広辞苑 第七版 947Pより [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「建設」の対象は建物に限定されないようです。
さらに、「建設」に含まれる具体的な構造物をリサーチしたところ、建物以外に道路、港、橋、都市開発などの土木工事を含むということがわかりました。

なお、建設業は建設業法によって「元請や下請に問わず、建設工事の完成を請け負った営業をいう」と定められています。ここでは建築、土木作業、造園工事、舗装工事など、全部で29種類の建設工事が例に挙げられています。

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つまり「建築」と「建設」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 建築は「建設の一部で、建物を作り上げること、またはその建物を建てるのに必要な技術や技法」
  • 建設は「建築や土木工事を含めた様々なものを新たに作り上げること」

となり、「建築」は「建設」の一部であることが分かりました。
いずれも私たちの快適なくらしのために欠かせない重要な仕事です。

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