「クラウチングスタート」と「スタンディングスタート」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも陸上競技やスプリント競技などで使用されるスタート方法ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「クラウチングスタート」と「スタンディングスタート」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
クラウチングスタートの定義
「クラウチングスタート」を広辞苑で調べると、
陸上競技の短距離競走で、両手を地面につけ、かがんだ姿勢からするスタート。水泳競技でもいう。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「クラウチングスタート」は片方の足を前に出し、もう一方の足を後ろに引いて両手を地面につけた状態から前方へ飛び出すようにして走り出すスタート方法であることが分かりました。
クラウチングスタートはスプリント競技において非常に重要な要素です。スプリント競技はスタート直後の加速が勝敗を分けます。正しい姿勢でスタートを切れば、スタート直後の加速を最大限に引き出すことができるでしょう。
例えば、短距離走の場合はスタート直後の加速が非常に重要であるため、クラウチングスタートが適しています。
スタンディングスタートの定義
「スタンディングスタート」を広辞苑で調べると、
陸上競技の中・長距離競走で、立ったままの姿勢でするスタート。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「スタンディングスタート」はスタートラインの内側で身体を前にかがめ、一方の足を後ろに引きかかとを浮かせた状態からスタートの合図と同時に前の足を蹴り出して走り出すスタート方法であることが分かりました。
立ったままの姿勢でスタートするため、体のバランスをとりやすいという特徴があります。転倒するリスクが低いため、安定して走ることができます。
例えば、中・長距離走の場合はスタート直後の加速よりも持久力が求められるため、スタンディングスタートが適しています。
つまり「クラウチングスタート」と「スタンディングスタート」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- クラウチングスタートは「しゃがみ込んで両手を地面についた低い体勢からスタート」
- スタンディングスタートは「立った状態からスタート」
となり、「クラウチングスタート」は短距離走のスタートに適した方法であるのに対し、「スタンディングスタート」は中・長距離走のスタートに適した方法であることが分かりました。
陸上競技の「短距離」と「中距離」と「長距離」の違いはこちらでまとめています。
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