「BS」と「CS」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも広い範囲で放送されている番組ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「BS」と「CS」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
BSの定義
「BS」を広辞苑で調べると、
(broadcasting satellite)放送衛星。転じて、衛星放送の意にも用いる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「BS」はテレビ放送を目的として作られた衛星であることがわかりました。
「BS放送」には無料のチャンネルと有料のチャンネルがあり、幅広いジャンルのテレビ番組を高画質で楽しむことができます。
日本で初めてBSのための人工衛星が打ち上げられたのが1986年で、その後NHKやWOWWOWがBS放送を開始しました。
CSの定義
「CS」と同じ意味である「通信衛星」を広辞苑で調べると、
(communications satellite)マイクロ波による通信を中継する人工衛星。静止衛星3個を配置すれば地球上のほぼ全域にマイクロ波を中継できる。放送にも利用。CS
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「CS」は放送にも利用されるものの、長距離の通信を主な使用目的としてつくられた衛星であることがわかりました。
元々は企業などの受信を対象とした衛星でしたが、1989年に放送法が改正され、一般向けの放送も可能になりました。
CSを視聴するためにはスカパーとの契約が必要となるため、全てのチャンネルが有料で、スポーツ番組や映画、専門的なドキュメンタリー番組などが豊富です。
つまり「BS」と「CS」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- BSは「テレビ放送を目的として作られた衛星を使用した放送」
- CSは「通信を目的として作られた衛星を使用した放送」
となり、「BS」は大衆向けのコンテンツが豊富であるのに対し、「CS」は専門性の高いジャンルの番組が多いということがわかりました。
未確認飛行物体とUFOの違いについてもまとめています。
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