「山岳部」と「ワンダーフォーゲル部」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも全身で自然を楽しむ部活動ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「山岳部」と「ワンダーフォーゲル部」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
山岳部の定義
「山岳部」は広辞苑に掲載されていないため「山岳」で調べると、
陸地の表面のいちじるしく隆起した部分。やま。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「山岳」は山のことであることが分かりました。
「山岳部」は高校や大学などで見かける部活動のひとつです。
「山岳部」は山を登る部活ですが、学業のある平日は山登りのための体力づくりをしたり、山の気候や地形について学んだりしています。
休日には仲間たちと近場の山を登ったり、大きな山を縦走して山登りを楽しみます。
ワンダーフォーゲル部の定義
「ワンダーフォーゲル部」は広辞苑に掲載がないため「ワンダーフォーゲル」で調べると、
(渡り鳥の意)青年・学生のグループによる山野徒歩旅行の運動。20世紀初頭、ドイツに始まる。ワンゲル。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ワンダーフォーゲル」は「ワンゲル」とも呼ばれていて、ドイツ発祥の青年・学生のグループによる山野徒歩旅行運動であることが分かりました。
「ワンダーフォーゲル」は渡り鳥を意味するドイツ語で、渡り鳥のように自然の中を旅するのが目的の部活動です。
「山岳部」と同じように平日はトレーニングや自然の知識を学び、休日に実践に出かけます。
「ワンダーフォーゲル部」は山だけでなく、沢や川下り、スキーなどさまざまな自然のアクティビティを楽しむ部活動です。
つまり「山岳部」と「ワンダーフォーゲル部」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 山岳部は「山を登ることを目的とした部活動で、平日はトレーニングや座学に励む」
- ワンダーフォーゲル部は「自然を楽しむことを目的とした部活動で、山だけでなく、川下りやスキーなども行う」
となり、「山岳部」は山を登ることを目的とした部活動であるのに対し、「ワンダーフォーゲル部」は自然を楽しむ部活動であることが分かりました。
池と沼と沢の違いはこちらでまとめています。
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