「空手」と「テコンドー」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも武器を使わない格闘技で、過去にオリンピックでも実施されたことのある競技ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「空手」と「テコンドー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
空手の定義
「空手」を広辞苑で調べると、
武器を持たず、手足による突き・蹴り・受けの3方法を基本とする拳法。中国から沖縄へ伝来して発達した。空手術。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「空手」は手足による突き・蹴り・受けの3方法を基本とする、日本発祥の格闘技であることがわかりました。
空手には大きく分けて次の2種類があります。
- 型:1人で行う演武で、各種の技を決まった順序で行うもの。
- 組手:2人で行う。決まった手順で技を掛け合う「約束組手」、自由に技を掛け合う「自由組手」、勝敗を目的とした「組手試合」の3種類に分かれる。
組手の場合は相手にダメージを与える必要があるため、近い間合いで、技とパワー重視で戦う傾向があります。
テコンドーの定義
「テコンドー」を広辞苑で調べると、
朝鮮で第二次大戦後に生まれた格技。空手に似るが、防具をつけ、拳で打ち突くほか、跳び上がって足で蹴るのが特徴。オリンピック種目の一つ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「テコンドー」は拳で打ったり突いたり、跳び上がって足で蹴ったりする朝鮮発祥の格闘技であることがわかりました。
競技人口は7000万人を超え、国際的なスポーツと認知されています。
テコンドーは多彩な足技が特徴的で、足技のボクシングとも言われます。蹴りの動作には、空手にある蹴り以外にも横回し蹴り、飛び横蹴り、飛び後ろ蹴り、飛び後ろ回し蹴りなどがあり、体の柔軟性が重要なスポーツです。
足技がメインで、またポイント制であることから相手に攻撃を当てる必要はないため、相手との間合いは大きめに取るのが一般的です。
つまり「空手」と「テコンドー」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 空手は「日本発祥の格闘技で、型と組手に分類される」
- テコンドーは「朝鮮発祥の格闘技で、足技のボクシングとも言われている」
となり、「空手」の特に組手においては技とパワーが重要になるのに対し、「テコンドー」は体のしなやかさが重要であることが分かりました。
極真空手と伝統空手の違いについてはこちらです。
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