「料亭」と「割烹」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも敷居の高い日本料理店のイメージがありますが、明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「料亭」と「割烹」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
料亭の定義
「料亭」を広辞苑で調べると、
日本料理を出す、高級な店。料理屋。
広辞苑 第七版 3096Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「料亭」は「高級な日本料理店」であることが分かりました。
料亭と言うと個室で政治家等の密会に使われたり、芸妓を呼ぶイメージがありますが、調理場と離れている完全個室のお座敷となります。
仲居さんが接待をしたり、芸妓を呼ぶことが出来るのが特徴で、予約制や紹介制など敷居が高い高級店でもあります。
食事は会席料理などの豪華なコース料理であり、食事だけでなく芸を観たり、日本庭園や建物、美術品が楽しめる場でもあります。
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割烹の定義
「割烹」を広辞苑で調べると、
(肉を割さき烹にる意から)食物の調理。多く日本料理にいう。
広辞苑 第七版 581Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「割烹」も「日本料理店」であることが分かりました。
割烹はカウンターやテーブル席のあるこじんまりとした店舗であることが多く、客席の近くに調理場があり、板前さんが直接注文を聞いて作る場合が多くあります。
食事はコースではなく単品注文ですが、所謂「丼もの」といった安くて早くて簡単な料理などではなく高級な一品料理が提供されます。
つまり「料亭」と「割烹」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 料亭は「高級な日本料理店で、調理場と個室が離れており、芸妓を呼べるのが特徴」
- 割烹は「こじんまりとした高級な日本料理店」
となり、どちらも高級な日本料理店という共通点がありますが、建物が大きく日本庭園などがある個室の店が料亭で、こじんまりとしたカウンター席やテーブル席なのが割烹という違いがあることが分かりました。
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