「黙想」と「黙祷」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも意味合いが似た言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「黙想」と「黙祷」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
黙想の定義
「黙想」を広辞苑で調べると、
無言で考えにふけること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「黙想」は無言で考えにふけることであることがわかりました。
「黙想」は、心を静めて自分の内面に集中する行為です。
心の中で静かに考える時間を取ることで、心をリラックスさせたり、ストレスを減らしたり、自分自身をよりよく理解したりすることができます。
また仏教などの宗教では、「瞑想」によって自己成長を促したり、精神の鍛練をしたりしますが、黙想も一種の瞑想であると言えます。
「黙想」のやり方としては、座って目を閉じ、深く呼吸する方法が一般的です。
黙祷の定義
「黙祷」を広辞苑で調べると、
無言のまま、心の中で祈祷すること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「黙祷」は無言のまま心の中で祈祷すること、ということがわかりました。
祈祷とは、「神仏に祈りをささげる」という意味です。
「黙祷」は、亡くなった人を追悼するため、または特定の事件や災害で犠牲になった人々を思い出すために、一定の時間、静かに祈りをささげる行為です。
「黙祷」する際は一般に、頭を下げたり、目を閉じたりして、心の中で祈ります。
また「黙祷」は集団で行われることが多く、学校や公の場所での式典でよく実施されますが、特定の宗教的背景を持たないことが多く、亡くなった人に敬意を表す、社会的な慣習とされています。
つまり「黙想」と「黙祷」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 黙想は「無言で考えにふけること」
- 黙祷は「無言のまま心の中で祈祷すること」
となり、「黙想」は心をリラックスさせたり自分自身をよりよく理解したりすることが目的であり、「黙祷」は亡くなった人に敬意を表す社会的な慣習であることがわかりました。
痛むと傷むと悼むの違いはこちらでまとめています。
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