「ハム」と「ボロニアハム」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも食肉を加工した食品ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「ハム」と「ボロニアハム」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ハムの定義
「ハム」を広辞苑で調べると、
肉を塩漬けにし、また燻製にした保存食品。本来は豚の骨付腿(もも)肉だが、その他の部分も使う。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ハム」は肉を塩漬けまた燻製にした保存食品であることがわかりました。
「ハム」は、豚肉を塩漬けにして乾燥、あるいは燻製にした食品です。
「ハム」を塩漬けにする処理を「塩せき」と呼び、この塩せきによって、ハムは長期間保存が可能となり、特有の味と香りが生まれます。
生ハム・焼きハム・燻製ハムなど、「ハム」には様々な種類がありますが、製造する際に使用するのは通常、豚のブロック肉です。
つまり「ハム」は、「豚のブロック肉を塩せきして加工した食品」と言えます。

ボロニアハムの定義
「ボロニアハム」は広辞苑に記載がないためWeblio等を調べたところ、「ボロニアハム」はイタリアのエミリア・ロマーニャ州のボローニャで伝統的につくられてきたソーセージ、ということがわかりました。
「ハム」と「ソーセージ」の違いについて、「ハム」は通常、豚のブロック肉を使用しますが、「ソーセージ」は豚のひき肉を使用して製造します。
「ボロニアハム」は、豚ひき肉を使用して製造するので、ソーセージの一種であるといえます。
「ボロニアハム」は、豚ひき肉と豚脂を使って作られた大きなソーセージです。
特徴的なピンク色の肉に白い脂の粒が混ざっており、中には胡椒やピスタチオ、パプリカなどが入っていることもあります。
つまり「ボロニアハム」は、「豚ひき肉と豚脂を使って作られた大型のソーセージ」と言えます。

つまり「ハム」と「ボロニアハム」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ハムは「肉を塩漬けまた燻製にした保存食品」
- ボロニアハムは「イタリアのエミリア・ロマーニャ州のボローニャで伝統的につくられてきたソーセージ」
となり、「ハム」は豚のブロック肉を塩せきして加工した食品であり、「ボロニアハム」は豚ひき肉と豚脂を使って作られた大型のソーセージ、であることがわかりました。
「ハムとビアソーセージの違い」についてもまとまています。
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