「博覧会」と「展覧会」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも何かを展示している会場をイメージさせるような言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「博覧会」と「展覧会」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
博覧会の定義
「博覧会」を広辞苑で調べると、
種々の産物を蒐集展示して公衆の観覧および購買に供し、産業・文化の振興を期するために開催する会。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「博覧会」は産物などを展示し、人に見てもらうことで産業や文化の発展を促す目的で介されることがわかりました。
昔は「博覧会」は、貴族などが自分の富や権威を見せつけるために開催されていました。
現代で日本で開催される「博覧会」の具体例としては、有名なもので万国博覧会などがあります。
「博覧会」は主に春から夏に開催されることが多く、寒さを感じずに会場に来てもらうことやゴールデンウィーク、夏休みなどの連休に集客することを狙いとしているようです。
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展覧会の定義
「展覧会」を広辞苑で調べると、
美術品・工芸品などを並べて見せる会。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「展覧会」は美術品や工芸品を展示する会であることがわかりました。
「展覧会」は博覧会と異なり、開催者によって異なる目的を持ちます。
購買を促す目的もあれば、何かについて観客に深く知ってもらう目的、新商品を紹介する目的など、様々です。
展示物からその業界や製品の関係者と繋がることを目的に開催されたりもします。
ときには観客から展示物に対して投票を受け付け、最終順位をつけたりするような場合もあります。
つまり「博覧会」と「展覧会」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 博覧会は「産物を一般公開し、展示を通して産業や文化の発展を促す目的で行う会」
- 展覧会は「美術品や工芸品を主に展示する会であり、その目的は様々である。」
となり、「博覧会」は産業や文化の発展を目的としているのに対し、「展覧会」は開催者によってその目的は異なることが分かりました。
民芸品と工芸品の違いについてもまとめています。
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