普段何気なく利用している、ベランダ・バルコニー・テラスの違い、あなたは説明できますか?
実はこの3つには明確な違いがあるんです。
このページを読めば「ベランダ」と「バルコニー」と「テラス」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ベランダの定義
家屋に沿って外側に張り出した縁。通常は、屋根付き。縁側。濡れ縁。
広辞苑 第七版 2646Pより [発行所:株式会社岩波書店]
広辞苑にある通り、ベランダは通常「屋根付き」のものを指します。
バルコニーの定義
西洋建築で、室外へ張り出して作った、屋根のない手すり付きの台。露台。バルコン。
広辞苑 第七版 2402Pより [発行所:株式会社岩波書店]
ベランダと反対に、バルコニーは「屋根のない」ものを指します。
一般的には一軒家で多く見られます。
ちなみに「バルコン」とも言うらしいです、初めて知りました…。
テラスの定義
建物の前面にある、コンクリート・煉瓦・敷石などを敷きつめた台状の場所。
広辞苑 第七版 2014Pより [発行所:株式会社岩波書店]
テラスもベランダやバルコニー同様、家の外に張り出したスペースなのですが、ただ床材を敷き詰めただけのスペースを指すことが多いようです。
バルコニーと混同されることが多いですが、広辞苑の通り単に「コンクリート・煉瓦・敷石などを敷きつめたスペース」を指します。
つまり「ベランダ」と「バルコニー」と「テラス」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ベランダは「家の外に張り出した屋根付きのスペース」
- バルコニーは「家の外に張り出した屋根無しのスペース」
- テラスは「家の外に張り出した床材を敷き詰めたスペース」
となります。
ただしいずれも建築基準法などによる正式な定義はなく、一般的に上記のように解釈されることが多いようです。
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