デパートと百貨店の違い、あなたは説明できますか?
食料品や化粧品、衣料品に雑貨など多くの種類を取り扱う大規模なお店を「デパート」や「百貨店」と言いますが、両者に違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「デパート」と「百貨店」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
デパートの定義
デパートメント‐ストア(department store)の略。多種類の商品を各部門に分けて陳列・販売する大規模な総合小売店。百貨店。
広辞苑 第七版 2008Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、デパートは英語で「大規模な総合小売店」を意味する”デパートメントストア”の略称であることが分かりました。
デパートは一つの大きな建物の中に、食品・化粧品・衣料品・雑貨・レストランなど多くの分野の店が入り、またそれぞれの分野に多くの専門店が集結している「総合小売店」を指します。
また、デパートは都市の駅前や駅の付近など、人が密集する場所に建てられており、地下から屋上までいくつものフロアがあるのが特徴で、取り扱う商品は高品質なブランド品が多いため値段が張り、食品フロアのフルーツや野菜、肉、魚なども一般のスーパーマーケットより高価格となります。
さらに、デパートでは丁寧な接客も売りの一つであるため、実演販売が行われているほか、「売り場面積の50%以上において対面販売を行う」という基準が設けられています。
百貨店の定義
(デパートメント‐ストアの訳語)デパート。
広辞苑 第七版 2490Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、百貨店は「デパート(デパートメントストア)」を日本語にしたもので、百貨店とデパートはイコールであることが分かりました。
百貨店は多くの数を意味する「百」と商品を意味する「貨」が使用されている通り、数多くの商品を取り扱う大型の総合小売店となります。
つまり「デパート」と「百貨店」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- デパートは「デパートメントストアの略称で、対面販売を行う多種類の商品を扱う大型の総合小売店」
- 百貨店は「デパートメントストアの日本語訳で、デパートと同じ」
となり、デパート=百貨店であることが分かりました。
どちらも同じ意味ですが一般的には「デパート」を使用する場合が多く、また、多くのデパートが存在することから、日常使いでは「大丸」「伊勢丹」「丸井」などのようにそれぞれの名前で呼ぶことが多くあります。
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