「ビストロ」と「小料理屋」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも料理を提供する店舗ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ビストロ」と「小料理屋」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ビストロの定義
「ビストロ」を広辞苑で調べると、
小さな、肩が凝らないフランス料理店。フランス風居酒屋。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ビストロ」は庶民的なフランス風居酒屋、ということがわかりました。
フランスにおいて、多くのビストロは近所の住人が主な客層で、食事だけでなく、テラスや路上に椅子とテーブルを出して憩いの場を提供するなど、カフェのような要素も含んでいます。
日本では、フランス料理店が自らの店に「ビストロ」の名を付与していることが多く、店の格式としては、日本料理での「割烹」に相当します。
小料理屋の定義
「小料理屋」を広辞苑で調べると、
小料理と酒を出す和風の店。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「小料理屋」は簡単な和風料理とお酒を提供する居酒屋であることがわかりました。
小料理屋と居酒屋は一見同じに思えますが、小料理屋は1〜2人と少人数で経営している点が特徴です。
また「小料理屋」は料理をメインに提供し、「居酒屋」はお酒やおつまみをメインに提供する、といった違いがあります。
ちなみに、法律では両者を明確に区別する定義はありませんが、居酒屋よりも小規模な店のことを「小料理屋」と呼ぶ傾向があります。
つまり「ビストロ」と「小料理屋」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ビストロは「庶民的なフランス風居酒屋」
- 小料理屋は「簡単な和風料理とお酒を提供する居酒屋」
となり、「ビストロ」は日本ではやや格式高く、日本料理での「割烹」に相当し、「小料理屋」は料理をメインに提供する小規模な居酒屋、であることがわかりました。
「料亭と割烹の違い」についてもまとめています。
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