「セーター」と「ニット」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも毛糸などで編まれた衣服を指しますが、両者には明確な違いがありました。
このページを読めば「セーター」と「ニット」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
セーターの定義
(「汗をかかせるもの」の意)編み物の上着の総称。日本では、頭からかぶって着る形式のものを指すことが多い。スエーター。
広辞苑 第七版 1622Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、日本で言うところのセーターは毛糸や綿糸などで編まれた頭から被るタイプのトップスであることが分かりました。
使われている糸や編み方に決まりはないため、セーターと一口に言っても肌触りや模様は様々です。
ニットの定義
編物。また、編物製品や編織地。
広辞苑 第七版 2226Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、ニットは糸で編んだもの、つまり素材を指します。
そのため、ニット=セーターではなく、ニット帽、ニットワンピースなど様々なアイテムに使用されます。
また、編み方によってもワッフルニット、リブニット、ケーブルニットなどと区別されており、同じ素材でも編み方によっても大きく表情が異なります。
ニットと言うと保温性が高く、厚手で暖かいため秋冬の寒い時期に身に着けるものと思いがちですが、春夏にも着用できる薄手のサマーニットも人気です。
暑い時にはコットンやリネンなどの通気性の良い素材を選ぶなど、素材や編み方に注意することで1年中ニットを楽しむことが出来ます。
つまり「セーター」と「ニット」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- セーターは「ニット素材のトップス」
- ニットは「糸で編んだ製品や素材そのものを表す」
となり、ニットは素材であることが分かりました。
そのため、セーターをニットと呼ぶことは間違いではありませんが最近はセーターと言う言葉はあまり聞かず、ニット〇〇や〇〇ニットなどと、”ニット”に衣服の種類や編み方をプラスした言い方がメジャーなようです。
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