「理由」と「根拠」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも物事の背景にある「なぜ」を示す情報ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「理由」と「根拠」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
理由の定義
「理由」を広辞苑で調べると、
物事の成り立っているすじみち。その結果が生じたわけ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「理由」は何かが起こるまたは行われる背後にある原因を指すことが分かりました。
例えば、なぜある事件が起きたのか、なぜ友達が怒っているのか、なぜ雨が降っているのかなど、さまざまな状況や現象には理由があります。
理由を知ることで、なぜ何かが起きたのかを理解し、それに応じた対策や対応をすることができます。
根拠の定義
「根拠」を広辞苑で調べると、
ある言動のよりどころ。もと。また、議論などのよりどころ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「根拠」は何かを信じたり、言ったりする際に、それが本当であるという証拠や理由のことだということが分かりました。
根拠は、意見や主張を裏付けるために重要な要素です。
例えば、他人から言われたことが本当かどうか、自分でも実際に試してみることが根拠を得る一番の方法です。
調査や研究結果、専門家の意見なども根拠となることがあります。
根拠を持って物事を判断したり、意見を述べたりすることで、自分の考えをより強く支持することができます。
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つまり「理由」と「根拠」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 理由は「何かが起こるまたは行われる原因や背後にある説明」
- 根拠は「信じたり主張したりする際の証拠や基礎となる情報や理由」
となり、「理由」は何かが起こることの「なぜ」を説明するのに対し、「根拠」は何かが起こることの「なぜ」を説明するために使われることが分かりました。
検討と見当の違いはこちらでまとめています。
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