普段何気なく利用している、マンション・アパート・団地の違い、あなたは説明できますか?
実はこの3つには明確な違いがあるんです。
このページを読めば「マンション」と「アパート」と「団地」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
マンションの定義
(大邸宅の意)中高層の集合住宅。1960年代後半から急速に普及。
広辞苑 第七版 2789Pより [発行所:株式会社岩波書店]
広辞苑にも「中高層の集合住宅」としか記載がされていないマンションですが、いろいろと調べてみても明確な定義はないようです。
ですが一般的には3階以上の「鉄筋コンクリート造」や「鉄骨造」の建物を指すことが多いようです。
アパートの定義
アパートメント‐ハウス(apartment house)の略。一棟の建築物の内部を多数の独立の住居に仕切ったもの。集合住宅。共同住宅。貸し間住宅。アパルトマン。
広辞苑 第七版 74Pより [発行所:株式会社岩波書店]
こちらもマンションと同様明確な定義はありませんが、一般的には2階以下の「木造」や「軽量鉄骨造」の建物を指すことが多いようです。
ちなみに「アパートメントハウス」は聞いたことがありますが、「アパルトマン」とも言うらしいです、初めて知りました…。
団地の定義
住宅・工場などが計画的に集団をなして建っている土地。
広辞苑 第七版 1851Pより [発行所:株式会社岩波書店]
団地はマンションやアパートと違い、造りで呼び分けているわけではなく、建物の成り立ちを指します。
広辞苑に書かれている通り「計画的に」というのが肝ですね。
例えば市町村が「計画的に」建てた建物群(公営住宅)のことを「団地」と呼びます。
つまり「マンション」と「アパート」と「団地」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- マンションは「鉄筋コンクリートまたは鉄骨造で中高層(3階以上が目安)の集合住宅」
- アパートは「軽量鉄骨または木造で低階層(2階以下が目安)の集合住宅」
- 団地は「計画的につくられた建物群」
となります。
ただしマンション・アパートには明確な定義があれているわけではなく、あくまでも一般的な目安に「構造」や「階数」が用いられているようです。
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