「炒る」と「煎る」の違い、あなたは説明できますか?
言葉にすると同じ「イル」という言葉ですが、文字を変換する際にどちらにするべきか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
このページを読めば「炒る」と「煎る」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
炒るの定義
水分が飛ぶまで動かしながら熱する。また、乾いたものを焦げるほど熱する。
広辞苑 第七版 216Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「炒る」と「煎る」は全く同じ意味として掲載されていました。
更に詳しく使い分けについて調べてみると、明確な違いは無いものの、「炒る」は炒めるにも使用されるように食材に火を通すことを目的としており、フライパンなどで焼き目を入れたり、「炒り卵」のように油をひいて香ばしくする際に使用されることが多いことが分かりました。
煎るの定義
「煎る」は広辞苑で引くと「炒る」と同じく、「水分が飛ぶまで動かしながら熱する。また、乾いたものを焦げるほど熱する。」という意味であることが分かりました。
しかし、使い分けについて更に詳しく調べてみると、「煎る」は”焙煎”や”乾煎り”などと使われるように、時間をかけて水分を飛ばして乾燥させる際に使用されることが分かりました。
八女茶 岩﨑園製茶 煎茶ゴールド 300g 家庭用 業務用 職場用 福岡県産 煎茶 茶葉 チャック付き自立袋 八女茶100%
created by Rinker
つまり「炒る」と「煎る」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 炒るは「水分を飛ばすように熱することを指すが、炒り卵などのように食材に火を通して香ばしくさせることを目的とした際に使用されることが多い」
- 煎るは「”炒る”と同様の意味だが主に、”水分を飛ばして乾燥させること”を目的とした場合に使用される」
とのことで、両者に明確な違いは無いものの、「炒る」は調理法の1つとして使われることが多く、「煎る」は煎茶やコーヒーの焙煎など、「水分を飛ばして乾かすこと」を目的とした場合に使用されていることが分かりました。
しかし、どちらの字を当てても間違いではありません。
コメント