「永遠」と「永久」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもずっと変わらず、長く続くをことを表す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「永遠」と「永久」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
永遠の定義
「永遠」を広辞苑で調べると、
始めもなく終りもなく果てしなくながく続くこと。永久。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「永遠」は限りなくいつまでも続くことを表すことが分かりました。
「永遠の愛」「永遠の名曲」など、世代を超えて続くものに使われます。
どちらかというと、精神的なものや概念的なものに使われることが多いです。
実際には永遠に続くものはなく、いつかは消えてしまうものですが、歴史上永遠を求めて作り出されたものはたくさんあります。
例えば、ピラミッドは国王の永遠の命を象徴しているとも言われています。
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永久の定義
「永久」を広辞苑で調べると、
いつまでも変わらずに続くこと。ながく久しいこと。長くつづくこと。永遠。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「永久」はずっと変わらないことを表すことが分かりました。
「永久歯」「永久凍土」という言葉から分かる通り、物質の性質や状態が変わらずずっと続くことを表します。
「永遠」と「永久」はどちらも持続性を表す「永」という字が使われており、使われ方も似ています。
しかし、「永久」には「永遠」のように世代をも超えて続くという意味はなく、単に同じ性質がずっと続くことを表し、意味合いは微妙に異なります。
つまり「永遠」と「永久」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 永遠は「限りなく続くこと」
- 永久は「ずっと変わらないこと」
となり、「永遠」は抽象的な概念であるのに対し、「永久」は具体的な物質の持続性を表すことが分かりました。
鬼才と奇才と機才の違いはこちらでまとめています。
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