「鬼才」と「奇才」と「機才」の違い、あなたは説明できますか?
いずれも口に出すと同じ「きさい」という言葉ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「鬼才」と「奇才」と「機才」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
鬼才の定義
「鬼才」を広辞苑で調べると、
人間のものとは思われないほどすぐれた才能。また、その才能を持った人。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「鬼才」は飛びぬけて素晴らしい能力を指すことがわかりました。
「鬼」というと恐ろしいもののイメージがありますが、この場合は「人間とは思えないぐらいすぐれている」という意味で用いられています。
奇才の定義
「奇才」を広辞苑で調べると、
世にも珍しいすぐれた才能。また、その才能を持った人。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「奇才」はすぐれた能力のなかでもとりわけ珍しい能力を指すことがわかりました。
「奇」には、あやしい・めずらしいなどの意味があり、この場合は「今までになく、普通とは異なる」という意味で用いられています。
音楽や建築など、芸術に関する才能を表す場合に見かけることが多い言葉です。
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機才の定義
「機才」を広辞苑で調べると、
機敏に働く才気。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「機才」は素早く対応できる能力を指すことがわかりました。
多くの知恵を持っていて頭の回転が速い人などに対して使われることが多い言葉です。
つまり「鬼才」と「奇才」と「機才」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 鬼才は「人間のものとは思われないほど素晴らしい才能」
- 奇才は「これまでにない珍しい才能」
- 機才は「物事に素早く対応する才能」
となり、いずれも読み方は同じ「きさい」で優れた才能を指す言葉ですが、使う漢字によってどのような能力を意味するかが異なるということが分かりました。
他にも同音異語に関する違いを多くまとめています。
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