「セラピー」と「カウンセリング」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも心身の改善に関する言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「セラピー」と「カウンセリング」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
セラピーの定義
「セラピー」を広辞苑で調べると、
治療。療法。薬品や手術を用いないものをいう。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「セラピー」は薬や手術以外の方法で心身の健康を向上させることを指すことが分かりました。
「セラピー」の基本は、個人やグループに対して心身の健康な生活をサポートすることです。
「セラピー」には心の問題や感情に焦点を当てる心理療法セラピー、身体的な症状に対処する身体療法セラピー、瞑想などを用いる補完的なセラピーとその種類は様々です。
また、「セラピー」の効果も様々でストレス解消であったり、心の健康、自己価値観を向上させるなどがあります。
このように「セラピー」は、心のケアを中心とした治療であると言えるでしょう。
カウンセリングの定義
「カウンセリング」を広辞苑で調べると、
個人のもつ悩みや問題を解決するため、助言を与えること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
精神医学・臨床心理学等の立場から行うときは、心理カウンセリングと呼ぶことがある。身上相談。
とのことで、「カウンセリング」は、話し合いを用いて個人の悩みや問題を解決することを指すことが分かりました。
「カウンセリング」では相談者のことをクライエントと呼び、クライエントの悩みを聞く人をカウンセラーと呼びます。カウンセラーはクライエントの何気ない仕草、目の動き、相談内容からクライエントの悩みを解決に導きます。また、カウンセラーは悩みの解決へ向けて具体的な行動を示す場合もありますが、悩みに寄り添って共感し、解決へ導くこともあります。
つまり「セラピー」と「カウンセリング」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- セラピーは「薬や手術以外の方法で心身の健康を向上させること」
- カウンセリングは「話し合いを用いて個人の悩みや問題を解決すること」
となり、「セラピー」は心身の健康を促すサポートを指すのに対し、「カウンセリング」は個人の悩みを話し合いによって解決することを指すことが分かりました。
「消費者センターと国民生活センターの違い」についてもまとめています。
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