「漫才」と「コント」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもお笑い芸人がテレビ番組や舞台などで披露するものとして知られていますが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「漫才」と「コント」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
漫才の定義
「漫才」を広辞苑で調べると、
二人が掛合いで滑稽な話をかわす演芸。また、その芸人。関西で大正中期、万歳が舞台で演じられたことから始まり、昭和初年掛合い話が中心となる。
広辞苑 第七版 2788Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「漫才」は基本的にはボケとツッコミ2人で構成され、滑稽な話の掛け合いで観客を楽しませる芸であることがわかりました。
トークが中心となるため、マイク1本があれば漫才を披露することができます。
芸人はステージに立つとマイクの前で挨拶をし、ボケとツッコミの掛け合いをして、最後の決め台詞で終わる、というのが一般的な流れです。
話の内容だけでなく、表現方法や間の取り方も、笑いにおいて重要な意味を持ちます。
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コントの定義
「コント」を広辞苑で調べると、
軽妙で機知に富んだ短い物語。短編よりさらに短い小説。掌話。諷刺・諧謔かいぎゃくに富んだ寸劇。
広辞苑 第七版 1124Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「コント」は短い芝居で観客を楽しませる芸であり、フランス語で寸劇を意味するconteが語源となっていることが分かりました。
芝居であるコントは1人でも大人数でもできるのが特徴で、キャラクターや場面の設定があり、小道具や音響、登場人物の衣装などを工夫して場所を広く使いながら笑いを誘います。
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つまり「漫才」と「コント」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 漫才は「ボケとツッコミで構成され、滑稽な話の掛け合いで観客を楽しませる芸」
- コントは「会話以外にも多くの要素を盛り込んで、短い芝居で観客を楽しませる芸」
となり、「漫才」は会話が中心の芸であるのに対し、「コント」は動きのある劇が中心の芸であることが分かりました。
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