「魚介類」と「魚貝類」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも魚や貝などを指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「魚介類」と「魚貝類」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
魚介類の定義
「魚介類」を広辞苑で調べると、
魚・貝など水産動物の総称。水族。魚貝類。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「魚介類」は魚や貝などの水産動物の総称であることが分かりました。
「魚介類」の介の漢字は鎧(よろい)を身に付けた人の形を文字にしたもので、この鎧という意味から硬い甲羅を持つ貝やエビ、カニなどを指すようになりました。そこから広がって「魚介類」は魚類、貝類、エビ、イカ、タコ、カニ、ウニ、ナマコなどのように水産物全般を指すようになりました。
また、これにコンブ、ワカメなどの海藻までを含めて呼ぶ場合は水産物と呼び、食用となる種はシーフードと呼ばれます。ちなみに「魚介類」を捕えることを職業としている人を漁師と呼び、養殖も含め仕事として行うことを漁業と呼びます。
魚貝類の定義
「魚貝類」は広辞苑に記載がないためWikipediaなどで調べると、魚介類の同義語であることが分かりました。
「魚貝類」は魚介類と同じ意味を持ち、貝類と魚類を強調したいときに稀に使われますが一般的にはあまり使われない言葉です。
ちなみに「魚貝類」の読み方は一般的に「ぎょかいるい」と呼ばれがちですが、「ぎょかいるい」と読むと訓読みと音読みが混ざった重箱読みとなってしまうので、「魚貝類」は「ぎょばいるい」と読むのが正解になります。
つまり「魚介類と」と「魚貝類」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 魚介類は「魚や貝などの水産動物の総称」
- 魚貝類は「魚介類の同義語」
となり、「魚介類」は人が食べる魚や貝全般を指すのに対し、「魚貝類」は貝類や魚類を強調したいときに稀に使われる言葉であることが分かりました。
「真珠と淡水パール」についてもまとめています。
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