「愚痴」と「ぼやき」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも”マイナスな発言”というイメージがありますが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「愚痴」と「ぼやき」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
愚痴の定義
「愚痴」を広辞苑で調べると、
言っても仕方のないことを言って嘆くこと。また、その言葉。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「愚痴」は言っても仕方のないことを言って嘆くことを意味することが分かりました。
「愚痴」は自分の中に溜まった不平不満を他人に漏らすことを表しています。他人に「愚痴」を言うことで発散する人がいますが、逆に「愚痴」を聞くことでストレスを溜めてしまう人もいます。
つい「愚痴」を言ってしまう人は言う前に少し考える必要があり、また「愚痴」を聞くのがストレスになってしまう人はなるべく聞き流すことや相手と少し距離を取ることなど対策をとりましょう。
ぼやきの定義
「ぼやき」を広辞苑で調べると「ぼやく」で掲載がありました。
ぶつぶつと不平を言う。ぐずぐず言う。また、泣き言を言う。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ぼやく」はぶつぶつと不平を言うことを意味することが分かりました。
「ぼやき」は他人に聞かせるのではなく、ひとりでぶつぶつと小言を言うような状態を表しています。
「愚痴」と違い、ひとりごととして不平不満を言うなら良いかもしれません。しかし会社や学校など、近くに人がいる場合、周囲の人が「ぼやき」を聞くことでストレスになってしまう可能性があります。
ぼやく際は「愚痴」と同様、まわりの人に対しての気遣いが必要です。
つまり「愚痴」と「ぼやき」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 愚痴は「言っても仕方のないことをいつまでも言う人。愚痴を聞く側もストレスが溜まってしまう」
- ぼやきは「ぶつぶつと不平不満を言う人。他人に聞いてもらいたいのではなく、ひとりごとのように言う」
となり、「愚痴」と「ぼやき」はどちらも不平不満を口にすることですが、状況によっては周りへの迷惑となることが分かりました。
文句と苦情とクレームの違いはこちらでまとめています。
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