「ロープウェイ」と「ゴンドラ」と「ケーブルカー」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも山岳地帯などでよく見かける設備ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ロープウェイ」と「ゴンドラ」と「ケーブルカー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ロープウェイの定義
「ロープウェイ」は「ロープウェー」で広辞苑に掲載がありました。
鋼索で運搬器を吊し、旅客・貨物・鉱石などを運搬する設備。主に山岳地方で用いる。単線式と複線式とがある。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ロープウェイ」は鋼製のロープに運搬機を吊るして荷物を運搬する設備であることがわかりました。
ロープウェイは、山や急な坂を簡単に移動するための設備です。
基本的には大きな柱と、その間に張られた鋼製のロープ、そしてそのロープに吊り下げられた乗車部分(ゴンドラ)から成り立っています。
ゴンドラは自力で動くわけではなく、モーターが動力源です。
モーターが大きな歯車を回し、その歯車がロープを動かすことでゴンドラを移動させます。
ゴンドラの定義
「ゴンドラ」を広辞苑で調べると、
飛行船・気球・ロープウェーなどの吊りかご。吊り座席。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ゴンドラ」はロープウェーなどの吊りかごを指すことがわかりました。
ゴンドラは、ロープウェーの一部として機能する、箱型の乗り物部分の総称です。
観光地やスキー場などでよく見かけ、景色を楽しみながら安全に目的地に行くことができます。
しかしながらゴンドラの特性上、悪天候時は運行できない場合があります。
ケーブルカーの定義
「ケーブルカー」を広辞苑で調べると、
車両は動力を持たず、鋼索によって運転する鉄道。急勾配に使用される。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ケーブルカー」は鋼製のロープによって運行する鉄道であることがわかりました。
ケーブルカーは急な坂や山を上るための鉄道です。
ケーブルカーは、地上に張られた鋼製のケーブルに接続されており、このケーブルが地上の駅と山頂の駅で巻き取られたり、繰り出したりすることで移動します。
一部のケーブルカーでは、運転手がいなくても運行できる場合があります。
つまり「ロープウェイ」と「ゴンドラ」と「ケーブルカー」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ロープウェイは「鋼製のロープに運搬機を吊るして荷物を運搬する設備」
- ゴンドラは「ロープウェーなどの吊りかご」
- ケーブルカーは「鋼製のロープによって運行する鉄道」
となり、「ロープウェイ」は山や急な坂を簡単に移動するための設備で、「ゴンドラ」はロープウェイの一部である乗り物部分の総称、「ケーブルカー」はケーブルを巻き取ることで移動する鉄道であることがわかりました。
鉄道と電車の違いはこちらでまとめています。
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