宛名の、宛と行の違い、あなたは説明できますか?
宛と行は返信用封筒などに予め印字されている場合が多いかもしれません。
このページを読めば「宛」と「行」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
宛の定義
差出し先。名あて。
広辞苑 第七版 66Pより [発行所:株式会社岩波書店]
更に詳しくマナーサイト等でリサーチしたところ、送り先に記載される「〇〇宛」は返信用封筒に予め記載しておくものであり、へりくだる意味で使用することが分かりました。
そのため、通常「宛」と記載された返信用封筒で返信する際には、返信する側は「様」などの敬称に直すのがマナーです。
また、「宛」は宛名が個人の場合に使用するのが一般的です。
行の定義
「いき」を広辞苑で調べたところ
「ゆき」に同じ。
広辞苑 第七版 139Pより [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「ゆき」を広辞苑で調べてみると
往路。ゆきみち。
広辞苑 第七版 2991Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「行き」は「いき」とも「ゆき」とも読みます。
更に詳しくマナーサイト等でリサーチしたところ、送り先に記載される「〇〇行」は宛と同様に返信用封筒に予め記載しておくものであり、へりくだる意味で使用することが分かりました。
また「行」は個人ではなく団体の宛名に使用することが一般的です。
つまり「宛」と「行」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 宛は「個人宛の返信用封筒に予め記載しておく、へりくだった表現」
- 行は「団体宛の返信用封筒に予め記載しておく、へりくだった表現」
となり、明確は決まりはないものの、差出先が「個人」か「団体」かが主な違いとなります。
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