車の「バン」と「ワゴン」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも車の種類を指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば車の「バン」と「ワゴン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
バンの定義
「バン」を広辞苑で調べると、
屋根付の貨物運搬用自動車。一般には箱型。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「バン」は四角い形をした貨物運搬用の自動車であることがわかりました。
「バン」という言葉は、屋根付きの貨物車の意味を持つキャラバンの「バン」からとられています。
バンは一般的に、後部座席を無くして運転席と荷室が一体となった構造をしており、多くの荷物を積み込むことができるため、商業用途で使用されることが多い車種です。
バンには3つの種類があり、軽自動車の「軽バン」、人も荷物もたくさん運べる「ミニバン」、荷物の運搬に比重をおいた「ライトバン」に分類されます。

ワゴンの定義
「ワゴン」を広辞苑で調べると、
ステーションワゴンに同じ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことです。さらに「ステーションワゴン」を広辞苑で調べると、
セダンの車体後方を拡張して、荷物を積み込めるようにした乗用車。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことなので、「ワゴン」は荷物をたくさん積み込めるようにした乗用車となります。
乗用車なので、人を乗せることを主な目的としています。
たくさんの人を乗せられるように、3列シートになっているものが一般的です。

つまり車の「バン」と「ワゴン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- バンは「荷物を積むスペースが広く作られた四角い自動車」
- ワゴンは「人が乗るスペースを広く取った乗用車」
となり、「バン」は主に荷物を運搬することを目的としているのに対し、「ワゴン」は人を乗せることを目的とした乗り物であることが分かりました。
「SUVとワゴンの違い」についてもまとめています。
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