「車種」と「車名」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも車を表す言葉ですが、指している内容など両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「車種」と「車名」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
車種 の定義
「車種」を広辞苑で調べると、
自動車・鉄道車両などの種類。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「車種」は車の種類を指す言葉です。
車種は構造や大きさ、機能などが同じ、近いものを分類した呼称です。
用途では「普通自動車」「小型貨物車」「バス」などと分類し、ボディタイプでは「セダン」「SUV」などと分類されます。
自動車保険の申し込みや見積もりの際に申告する「用途車種」は、自動車検査証(車検証)の「自動車種別」欄で確認できます。
「車種」は車全体の特徴を指す言葉であり、車名とは違って特定の一台を指すものではありません。
「どんな種類の車なのか?」を説明するのが車種の役割です。
車名の定義
「車名」は広辞苑に掲載がないため自動車保険用語集でみたところ、保険証券の被保険自動車欄に記載されている、「ヴィッツ」や「フィット」などお持ちの車の呼称だということが分かりました。
保険証券の被保険自動車欄に記載するものは自動車検査証(車検証)「車名」の欄で確認できます。
「トヨタ・プリウス」や「日産・ノート」のように、それぞれの車に個別の名前がついています。
この名前は、メーカーがその車の特徴やイメージを表現するためにつけるものです。
車名は、同じ車種の中でも異なるモデルや特徴を持つ車を区別するために重要な役割を果たします。
「その車だけの呼び名」である点が車種との大きな違いです。
つまり「車種」と「車名」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 車種は「車の種類や用途、大きさを表す分類」
- 車名は「特定の車を区別するための名前」
となり、「車種」は車全体の分類であるのに対し、「車名」は個々の車を特定する呼び名であることが分かりました。
SUVとワゴンの違いはこちらでまとめています。
コメント