「印象」と「心象」と「心証」の違い、あなたは説明できますか?
どれも漢字や読み方が似ていますが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「印象」と「心象」と「心証」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
印象の定義
「印象」を広辞苑で調べると、
①強く感じて心に残ったもの。感銘。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
②対象が人間の精神に与えるすべての効果。
とのことで、「印象」はある対象について強く感じて心に残ったものを意味することが分かりました。
人間関係において「第一印象」が大切だとよく言われています。これは最初の印象は頭に強く残りやすく、その後のその人の見方や評価にも影響するためです。
初めて会う人には清潔な身だしなみで笑顔で接することができると、相手に良い印象を与えることができるでしょう。

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心象の定義
「心象」を広辞苑で調べると、
意識に浮かんだ姿や像。心像(シンゾウ)。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「心象」は意識に浮かんだ姿を意味することが分かりました。
「心象」は自分が見たり聞いたりしたものをもとに、頭の中に描かれる像のことで、別の言い方をすると「イメージ」と言ったりもします。

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心証の定義
「心証」を広辞苑で調べると、
①心にうける印象。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
②裁判官が訴訟事件の審理において、その心中に得た事実認識ないし確信。
とのことで、「心証」は裁判官が訴訟事件の審理で心に受けた確信を意味することが分かりました。
「心証」は他人から受けるイメージを表しており、「心証を損なう」と言うと何かしらの理由で相手に悪い印象を与えることを意味します。

つまり「印象」と「心象」と「心証」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 印象は「強く感じて心に残ったもの。人間関係において第一印象は重要視されている」
- 心象は「見たり聞いたりしたことをもとに、心の中でイメージしたもの」
- 心証は「見たり聞いたりしたことをもとに、心に受ける確信的なこと」
となり、「印象」と「心象」と「心証」は意味や使い方が似ていますが、それぞれすこしずつ違いがあることが分かりました。
チャームポイントとトレードマークの違いはこちらでまとめています。
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