「太陽暦」と「太陰暦」の違い、あなたは説明できますか？
どちらも暦のことですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「太陽暦」と「太陰暦」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
太陽暦の定義
「太陽暦」を広辞苑で調べると、
地球が太陽の周囲を1公転する時間を1年とする暦。すなわち1回帰年を時の単位とする暦。
広辞苑 第七版 より [発行所：株式会社岩波書店]
とのことで、「太陽暦」は、地球が太陽の周りを周る周期（太陽年）を基にして作られた暦であることが分かりました。
「太陽暦」は太陽を基準として１年を基本的に３６５日として12か月に分けますが、太陽年の周期が約３６５.２４２日になるため４年でほぼ１日のずれが生じます。
このずれを補正するために設けられているのが閏日（うるう年）です。
現在世界の多くの地域で使用されているグレゴリオ暦はこの「太陽暦」の１種になります。
また、「太陽暦」の起源は古代エジプトまでさかのぼり、東の空にシリウスが輝きだしてからまた同じように東の空にシリウスが輝き出すまでを１年としたことと言われています。
太陰暦の定義
「太陰暦」を広辞苑で調べると、
太陰月を基として作った暦。すなわち1太陰月に基づいて、1カ月を29日あるいは30日とし、1カ年を12カ月としたもの。
広辞苑 第七版 より [発行所：株式会社岩波書店]
とのことで、「太陰暦」は、月の満ち欠けの周期を基準として作られた暦であることが分かりました。
「太陰暦」は月が満ち欠けし、満月が次にまた満月になるまでを１か月として数え、その期間は約２９．５日になります。つまり「太陰暦」において１か月とは２９．５日（２９日もしくは３０日）となり１年では３５４日となります。
1年が３５４日では１１日不足してしまうので、「太陰暦」ではこのズレを閏月を設けて調整します。
つまり「太陽暦」と「太陰暦」の違いは？
つまりそれぞれの違いは
- 太陽暦は「地球が太陽の周りを周る周期（太陽年）を基にして作られた暦のこと」
- 太陰暦は「月の満ち欠けの周期を基準として作られた暦」
となり、「太陽暦」は太陽を基準にしている暦であるのに対し、「太陰暦」は月を基準としている暦であることが分かりました。
「イースターとハロウィンの違い」についてもまとめています。
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