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床面積と延床面積の違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

建物・施設

「床面積」と「延床面積」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも建物の広さを表す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「床面積」と「延床面積」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

床面積の定義

「床面積」を広辞苑で調べると、

建物の室内部分の面積。普通、階別に数え、周囲の壁や柱などの中心線で囲まれた部分をいう。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「床面積」は建物の各階ごとにおける室内の面積である、ということがわかりました。
床の面積なので、壁や柱がある部分は含まれません。
また、屋外部分とみなされるような設備(屋外の階段やベランダなど)も床面積から除外されます。

なお、建築基準法では『建築物の各階又はその一部で壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積』と定義されています。

延床面積の定義

「延床面積」を広辞苑で調べると、

建築物の各階の床面積を合計したもの。延べ面積。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「延床面積」は建物の各階の床面積を合計したものである、ということがわかりました。
つまり、1階の面積が50平方メートル、2階の面積が60平方メートルの建物の延床面積は、110平方メートルということになります。

建築基準法では『建築物の各階の床面積の合計』と定義されていますが、自動車車庫や自転車駐輪、防災の備蓄倉庫のための施設に用いる部分などは床面積に含まないことになっています。

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つまり「床面積」と「延床面積」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 床面積は「建物の各階ごとにおける室内の面積」
  • 延床面積は「建物の各階の床面積を合計したもの」

となり、「床面積」は各階における壁や柱などで囲まれた内側の面積であるのに対し、「延床面積」は床面積の合計で、さらに建築基準法では計算から除外される設備の要件が定められている、ということが分かりました。

「普通の土地と建築条件付き土地の違い」についてもまとめています。

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