「八ツ橋」と「生八ツ橋」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも有名な京都の銘菓で、昔から愛されているものですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「八ツ橋」と「生八ツ橋」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
八ツ橋の定義
「八ツ橋」を広辞苑で調べたところ「八橋」で掲載がありました。
八橋煎餅の略。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「八橋煎餅」を調べると、
米の粉を練って蒸し、砂糖・肉桂粉・蜂蜜を加えてこね、伸ばして琴の形の短冊形に焼いた煎餅。京都聖護院の名産。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「八ツ橋」は正式には「八橋煎餅」と言い、米粉と砂糖とニッキを混ぜて蒸した生地を薄く伸ばして焼いた堅焼き煎餅の一種であることが分かりました
「八ツ橋」といえば、京都を代表する和菓子のひとつですが、江戸時代中期に京都の聖護院村のお菓子屋で売られるようになったのがはじまりと言われています。
「八ツ橋」は長方形が半円に湾曲した瓦のような形をしており、ニッキの香りが漂ってくるのが特徴です。
生八ツ橋の定義
「生八ツ橋」は広辞苑に掲載されていないためWikipedia等で調べると、「生八ツ橋」は八ツ橋の生地を焼かずに蒸したものであることが分かりました。
「生八ツ橋」は「八ツ橋」のあとに生まれたお菓子で、四角い生地を三角に折り、中に餡子などを挟んだものもあります。
中身がなく皮だけのものも人気ですが、最近ではごまや抹茶、チョコレート、季節限定の味などさまざまな種類があり京都土産の定番の人気商品となっています。
つまり「八ツ橋」と「生八ツ橋」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 八ツ橋は「米粉と砂糖とニッキを混ぜて蒸し、薄く伸ばして焼いた和菓子で京都の銘菓のひとつ」
- 生八ツ橋は「八ツ橋のあとに生まれた和菓子で、八ツ橋を焼かずに食べやすい大きさに切り分けたもの。皮だけのものやあんこなどを包んだものもある」
となり、「八ツ橋」と「生八ツ橋」は同じ京都銘菓ですが、見た目や食感が違うものであることが分かりました。
きなこ餅と安倍川餅の違いはこちらでまとめています。
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