「焼肉」と「バーベキュー」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもお肉や野菜を焼いて食べる料理ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「焼肉」と「バーベキュー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
焼肉の定義
「焼肉」を広辞苑で調べると、
牛・豚などの肉をあぶって焼いたもの。
広辞苑 第七版 2939Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、シンプルに肉を焼いたものであることがわかりました。
なお、日本語の「焼肉」という言葉には大きく分けて二つの意味があるようです。
①肉を焼いた料理全般
②肉や内臓にたれをつけ焼きながら食べる日本の朝鮮料理
通常、焼肉店と呼ばれる場所で提供しているのは②の意味での焼肉です。
また、焼肉の焼き方には「直火焼き」と「鉄板焼き」の二種類があります。
直火焼きは焼くときに脂が滴り落ちるため表面がカリッと香ばしい味わいになりますが、
鉄板焼きは水分が飛ぶことが少なく、比較的シットリとしてコクのある食感となることが特徴です。
いずれの場合も、食材を焼き、焼けたらすぐタレなどにつけて食べるというのが一般的です。

バーベキューの定義
「バーベキュー」を広辞苑で調べると、
肉・魚介・野菜などを直火であぶり焼きにする野外料理。
広辞苑 第七版 2304Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、バーベキューは煙や匂いが大量に出る野外での料理であることがわかりました。
バーベキューの文化はアメリカの植民地時代に広がり、20世紀にはイベントとしての意味ももつようになりました。
焼き方は「直火焼き」「燻製」「ロースト」「遠火焼き」など多岐にわたり、これらを調理器具と組み合わせることで様々な料理を楽しむことができます。
バーベキューソースはあらかじめ食材に塗ってあることが多く、すべての食材を焼いてから皿に盛り付け、みんなで一斉に食べる、というのが一般的です。

つまり「焼肉」と「バーベキュー」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 焼肉は「タレは焼いた後でつけることが多い、焼いたらすぐに食べる」
- バーベキューは「タレはあらかじめ塗ってあることが多い、食材を全て焼き終わってから食べる」
となり、「焼肉」は焼きたての美味しさを楽しむ料理であるのに対し、「バーベキュー」は食べながらゆっくりとコミュニケーションを楽しむ料理であることが分かりました。
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