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湧き水と天然水の違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

自然・現象・生物

どちらも日本に限らず世界中で目にする水ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「湧き水」と「天然水」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

湧き水の定義

「湧き水」を広辞苑で調べると、

わいて出る水。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「湧き水」とは、地下に浸透した雨や雪解け水が、地中の不透水層にぶつかって溜まり、その圧力が地表の低い場所や地層の割れ目から自然に噴き出してくる水です。

湧き水は年間を通して水温がほぼ一定で、夏はひんやりと冷たく、冬は温かく感じられる点が魅力です。

地中でゆっくりと自然にろ過されるため、不純物が少なく澄んでおり、特定のミネラルが溶け込んでいることもあり、清らかで美味しい水として親しまれています。

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天然水の定義

「天然水」を広辞苑で調べると、

自然のままの水。また、濾過・殺菌以外の処理をしていない水。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「天然水」とは、特定の水源(主に地下水脈など)から採水され、ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理をほとんど行わずにボトリングされた水ということが分かりました。

特徴は自然が育んだミネラル成分がそのまま含まれている点です。水源となる土地の地質や環境によって、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラル成分のバランスが異なり、それぞれ独自の風味や口当たりを持ちます。

日本の「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」において、この定義を満たすものが「天然水」と表示されます。

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つまり「湧き水」と「天然水」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 湧き水は「地下に蓄えられた水が地表に自然に現れた水」
  • 天然水は「自然の地下水をそのまま採取し、人工的な処理をほとんど行わずに瓶詰めした水」

となり、「湧き水」は長い年月をかけてろ過され、不純物が取り除かれているのに対し、「天然水」は自然の恵みをそのまま活かした水であり、採水地によって味わいや成分が異なることが分かりました。

「精製水と純水と蒸留水の違い」についてもまとめています。

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