「ヴァンパイア」と「ヴァンピール」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも西洋の魔物ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ヴァンパイア」と「ヴァンピール」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ヴァンパイアの定義
「バンパイア」を広辞苑で調べると、
吸血鬼。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ヴァンパイア」は吸血鬼、ということがわかりました。
「ヴァンパイア」は、古くから西洋の伝説や民話に登場する不死の存在で、夜に活動し、生きた人間の血を吸うとされています。
「ヴァンパイア」は貴族的で、魅力的な外見を持つことが多く、太陽光を嫌い、日中は棺の中で休むことが一般的です。
また、十字架や聖水、ニンニクなどが弱点とされています。
つまり「ヴァンパイア」とは、人間の生き血を吸う西洋の悪魔、であるといえます。
ヴァンピールの定義
「ヴァンピール」は広辞苑に記載がないため「ダンピール」をWeblio辞典等で調べたところ、ダンピールは東欧やロシアの伝説に登場するヒトと吸血鬼の混血ということがわかりました。
「ヴァンピール」は、ヴァンパイアと人間の間に生まれた混血の存在で、双方の特性を併せ持っています。
例えば、「ヴァンピール」は太陽光に耐性があり、完全なヴァンパイアほどの弱点を持ってはいません。
また、人間の食べ物を摂取することもできるため、血を吸わなくても生きていられます。
しかし、完全なヴァンパイアほどの力はなく、血の渇きと人間としての生活の間で葛藤する姿が描かれます。
つまり「ヴァンピール」とは、ヴァンパイアほど強力ではないが弱点も少ない半悪魔と言えます。
つまり「ヴァンパイア」と「ヴァンピール」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ヴァンパイアは「吸血鬼」
- ヴァンピールは「ヒトと吸血鬼の混血」
となり、「ヴァンパイア」は人間の生き血を吸う西洋の悪魔で、「ヴァンピール」ヴァンパイアほど強力ではないが弱点も少ない半悪魔であることがわかりました。
吸血鬼とバンパイアとドラキュラの違いはこちらでまとめています。
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