「バニラエッセンス」と「バニラオイル」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもお菓子作りでバニラの風味付けをする有名な香料ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「バニラエッセンス」と「バニラオイル」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
バニラエッセンスの定義
「バニラエッセンス」を広辞苑で調べると、
バニラの果実からとる食用の香料。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「バニラエッセンス」はバニラの風味付けをする食用の香料ということが分かりました。
バニラの香り成分をアルコールで抽出して作られています。
水溶性で耐熱性がなく、焼き菓子には向いていません。
バニラエッセンスの適切な使用温度帯はー20℃~40℃であり、パンナコッタやババロア、アイスクリームなどの冷菓・生菓子に最適です。
バニラエッセンスを使用すると、口に入れた瞬間にバニラの甘い香りがふんわりやわらかく広がります。
バニラオイルの定義
「バニラオイル」は広辞苑に掲載がないためインターネットで調べてみたところ、バニラの香気成分をオイルで抽出した香料ということが分かりました。
水溶性で耐熱性に優れ、推奨される使用温度帯は180℃以上であるため、パウンドケーキやクッキーなどの焼き菓子に適しています。
香りが長時間持続するため、しっかりと香りを残したい焼き菓子に使用されています。
つまり「バニラエッセンス」と「バニラオイル」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- バニラエッセンスは「バニラの香気成分をアルコールで抽出した香料」
- バニラオイルは「バニラの香気成分をオイルで抽出した香料」
となり、「バニラエッセンス」は耐熱性がなく冷菓や生菓子に適した香料で、「バニラオイル」は耐熱性があり焼き菓子に適した香料ということが分かりました。
パンナコッタとババロアの違いはこちらでまとめています。
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