「辻利」と「祇園辻利」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも京都の有名なお茶屋さんですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「辻利」と「祇園辻利」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
辻利の定義
「辻利」は広辞苑に掲載がないためインターネットで調べたところ、「辻利」は1860年に辻利右衛門と三好徳次郎によって創業された、お茶の製造と販売を行う老舗茶舗であることがわかりました。
伝統的な茶葉の販売と製造に焦点を当てたブランドで、上質な抹茶や煎茶が特徴です。
主に伝統的なお茶を好む茶道愛好者や高品質なお茶を求める人々をターゲットにしていて、歴史的な価値や品質を重視する客層が中心です。
京都の本店では、茶の販売だけでなく、茶の淹れ方や茶道の体験も提供しています。
祇園辻利の定義
「祇園辻利」も広辞苑に掲載がないためインターネットで調べてみたところ、「祇園辻利」は辻利の三代目である三好徳三郎の系統を継ぎ、1948年に京都の祇園で創業された茶舗であることがわかりました。
「祇園辻利」は辻利と同じく伝統的な製法でつくられた茶葉を扱っていますが、よりモダンなアプローチでブランドを展開しています。
具体的には観光客やお土産を探している人々、特に抹茶スイーツやギフトを求める層をターゲットにしていて、京都旅行のついでに立ち寄る客層が多いです。
観光地としての立地を活かし、抹茶の文化を広めるとともに、見た目にも美しいスイーツを提供していて、抹茶を使った商品をゆっくり楽しめるカフェスペースが設けられている店舗もあります。
つまり「辻利」と「祇園辻利」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 辻利は「伝統的な茶葉の販売と製造に焦点を当てた老舗茶舗」
- 祇園辻利は「辻利の流れを汲んだブランドで、こだわりの茶葉を使ったスイーツやお土産を主に扱う茶舗」
となり、どちらも同じ茶葉を取り扱っていますが、「辻利」は高品質なお茶を求める人々をターゲットとしているのに対し、「祇園辻利」は気軽にお茶を楽しみたい京都の観光客などをターゲットとしている、ということが分かりました。
「じゃがポックルとじゃがビーの違い」についてもまとめています。
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