「豆板醬」と「甜麵醬」と「コチュジャン」の違い、あなたは説明できますか?
いずれも調味料のひとつですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「豆板醬」と「甜麵醬」と「コチュジャン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
豆板醤の定義
「豆板醤」を広辞苑で調べると、
(中国語では「豆瓣醬」)中国の調味料の一種。ソラマメから作った味噌。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
日本では一般に、豆板醬に唐辛子を入れた豆板辣醬トウバンラージャンを指す。
とのことで、「豆板醤」はそら豆や唐辛子を発酵させて作った調味料であることがわかりました。
辛味を主体とした味わいが特徴で、中国の四川省では家庭ごとに独自の豆板醤を作るところもあります。
麻婆豆腐や回鍋肉、担々麺など、辛味を効かせたい料理には欠かせない調味料です。

甜麵醬の定義
「甜麵醬」を広辞苑で調べると、
(中国語)中国の調味料の一種。小麦粉を発酵させてつくる甘味のある味噌。北京ダックなどに添える。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「甜麵醬」は小麦粉などを発酵させて作った調味料であることがわかりました。
甘味があるのが特徴で、辛味成分の唐辛子は含まれていないため、辛さが苦手な方でも使いやすい中華調味料です。
肉料理との相性がよく、加熱することで香ばしさとコクが増し、料理に深みを与えます。

コチュジャンの定義
「コチュジャン」を広辞苑で調べると、
(朝鮮語koch‘ujang コチュは唐辛子、ジャンは味噌などのペースト状のものの意)朝鮮料理に用いる調味料で、唐辛子を加えた味噌。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「コチュジャン」は主に韓国料理に用いられる調味料であることがわかりました。
辛味と甘味、旨味が一体となった独特の風味を持つ調味料で、甘辛く濃厚な味わいが楽しめます。

つまり「豆板醤」と「甜麵醬」と「コチュジャン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 豆板醤は「そら豆や唐辛子を発酵させて作る中国の辛い味噌」
- 甜麵醬は「小麦粉などを発酵させて作る中国の甘い味噌」
- コチュジャンは「辛味と甘味をバランスよく備えた韓国の味噌」
となり、いずれも味噌の一種ですが「豆板醤」は辛味で料理に刺激を与え、「甜麵醬」は甘味でまろやかに仕上げるのに対し、「コチュジャン」は辛味と甘味による深いコクを生み出す調味料であることが分かりました。
「キムチと水キムチの違い」についてもまとめています。







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