「都市ガス」と「プロパンガス」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも家庭や店などで使用されるガスで、生活に欠かせないものですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「都市ガス」と「プロパンガス」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
都市ガスの定義
「都市ガス」を広辞苑で調べると、
燃料用に都市で地下管によって供給されるガス。天然ガスやLPGなど。プロパンガスなどと区別してもいう。
広辞苑 第七版 2097Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「都市ガス」は地下管を通して供給されるガスであることがわかりました。
地下管の設置には莫大な費用がかかるため、導入エリアが都市部に限られています。
都市ガスの特徴として、メタンを主成分としているため空気よりも軽いことが挙げられます。家のガス探知器が高い位置についていれば、都市ガスを使用していることがわかります。
また、災害などにより地下管が被害を受けた場合は、復旧にかなりの時間がかかることがあります。
プロパンガスの定義
「プロパンガス」を広辞苑で調べると「プロパン」で掲載がありました。
パラフィン炭化水素の一つ。分子式C3H8 無色可燃性の気体。純物質は無臭。天然ガス・石油分解ガスなどに含まれる。加圧液化してボンベに詰め家庭用燃料に用いる。プロパン‐ガス。
広辞苑 第七版 2611Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「プロパンガス」はプロパンを主成分とし、ガスボンベと簡単な設備があれば全国各地で供給することができるガスであることがわかりました。
プロパンガスの特徴として、空気よりも重いことが挙げられます。家のガス探知器が床に近い位置についていれば、プロパンガスを使用していることがわかります。
また、一般的にはボンベなどの運送費用がかかるプロパンガスの方が、都市ガスよりも料金が高い傾向にあります。
つまり「都市ガス」と「プロパンガス」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 都市ガスは「主に都市部で導入されている、地下管を通じて供給されるガス」
- プロパンガスは「ガスボンベと簡単な設備があれば全国に供給できるガス」
となり、「都市ガス」は対象エリアが都市部に限定されるのに対し、「プロパンガス」はどこでも使用できることが分かりました。
なお、ガスの種類によって使用できるガス機器も異なるので、選ぶときは注意しましょう。
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