「天狗」と「烏天狗」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも日本の代表的な妖怪ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「天狗」と「烏天狗」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
天狗の定義
「天狗」を広辞苑で調べると、
深山に棲息するという想像上の怪物。人のかたちをし、顔赤く、鼻高く、翼があって神通力をもち、飛行自在で、羽団扇(はうちわ)をもつという。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「天狗」は人間に近い容姿をしていて、赤ら顔で鼻が高く、団扇で空を飛ぶことができる妖怪であることがわかりました。
古くから修験道と関わりが深く、超人的な力や術を持つと信じられています。
天狗は、かつては悪い存在として恐れられることもありましたが、時代が進むにつれて、山の神や守護神のような存在として信仰されるようになりました。
天狗が住むとされる山には修行者が訪れ、彼らの加護を求めたという言い伝えもあります。

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烏天狗の定義
「烏天狗」を広辞苑で調べると、
烏のようなくちばしや羽を持つと想像された天狗。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「烏天狗」は天狗の一種であり、烏のようなくちばしや羽をもつ妖怪であることがわかりました。
物語における烏天狗は、天狗の中でも下級の存在とされることが多く、修行中の天狗や大天狗の使いとして表現されることがあります。
また、しばしば集団で行動しているように描かれるのも特徴です。

つまり「天狗」と「烏天狗」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 天狗は「人間に近い赤ら顔で長い鼻を持つ妖怪」
- 烏天狗は「天狗の一種で、烏のようなくちばしと黒い羽をもつ妖怪」
となり、「天狗」はより高位の妖怪であり、強大な力を持つ存在とされるのに対し、「烏天狗」はその配下や使いのような位置づけで語られることが多い妖怪であることが分かりました。
「ゾンビとキョンシーの違い」についてもまとめています。
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