「手羽先」と「手羽元」と「手羽中」の違い、あなたは説明できますか?
どれも鶏肉の部位ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「手羽先」と「手羽元」と「手羽中」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
手羽先の定義
「手羽先」を広辞苑で調べると、
鶏肉で、手羽の先の部分。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「手羽先」は鶏の翼の先端部分の肉を指すことがわかりました。
手羽先は、3つの小さな骨が並んだ部分で、肉が少なめですがその分脂肪が豊富に含まれているため、独特のジューシーさと風味が特徴です。
特に焼き鳥や唐揚げ、煮物など、さまざまな方法で調理できます。
また、多くの骨を使ってスープや出汁を取るのにも適しています。
手羽元の定義
「手羽元」を広辞苑で調べると、
鶏肉で、手羽の胴に近い部分。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「手羽元」は鶏の翼の胴体に近い部分の肉を指すことがわかりました。
手羽元は肉質がしっかりとした部位で、噛みごたえがあるのが特徴です。
しっかりとした味付けやスパイスがよく合うため、肉のジューシーさを活かした料理に適しています。
手羽中の定義
「手羽中」は広辞苑に掲載がないためインターネットで調べたところ、手羽先と手羽元の間に位置する部位で、鶏の翼の中央部分を指すということがわかりました。
手羽中は手羽先よりも肉が多く、手羽元よりは脂肪分が少ないため、バランスが取れた部位であることが特徴です。
また、手羽中は手羽先や手羽元と比較して、比較的安価で手に入ることも多いため、家庭での料理にも重宝されます。
手羽中の肉を骨から一部離して裏返し、骨を手で持って食べやすくしたものは「チューリップ」と呼ばれ、から揚げにして食べます。
つまり「手羽先」と「手羽元」と「手羽中」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 手羽先は「鶏の翼の先端部分の肉で、脂肪分が豊富」
- 手羽元は「鶏の翼の胴体に近い部分の肉で、肉質がしっかりしている」
- 手羽中は「手羽先と手羽元の間に位置する部位で、脂肪と肉のバランスが良い」
となり、「手羽先」と「手羽元」と「手羽中」はいずれも鶏の翼の部位で、肉と脂肪の割合がそれぞれ異なるということが分かりました。
「鶏の胸肉とささみの違い」についてもまとめています。
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