「ステーキ」と「ソテー」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも肉料理の一種ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ステーキ」と「ソテー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ステーキの定義
「ステーキ」を広辞苑で調べると、
肉や魚の厚めの切り身を焼いた料理。特に、ビーフ‐ステーキの略。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ステーキ」は主に分厚い肉を切って焼いた料理を意味します。
牛肉を使用することが多く、塩コショウ程度の最低限の味付けで、グリルで直火焼き、あるいはフライパン・鉄板などを使用して焼き上げられるのが一般的です。
ステーキの焼き加減は、大きく以下の3つに分けられます。
- レア:表面のみ焼き上げる。
- ウェルダン:しっかり中まで火を通す。
- ミディアム:レアとウェルダンの中間。
ステーキはもっともシンプルな肉調理であり、肉の質と調理法が味に大きく影響するため、肉の種類や部位の選定がとても重要になります。
ソテーの定義
「ソテー」を広辞苑で調べると、
西洋料理で、肉・野菜などをバターや油で炒めたり焼いたりすること。また、その料理。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ソテー」は肉や野菜をバターなどでサッと焼いた料理を意味します。
フランス料理に由来する調理法で、食材の風味を閉じ込め、食材そのものの味を引き出します。
ソテーの残り汁からソースを作ることも多いです。
ソテー用のフライパンは、底は広くて平らで縁は低く作られており、フライパンを揺すって具材を素早く動かすことができるようになっています。
焼き時間が短いため、食材に火が通りすぎることがなく、食感や栄養素が失われにくいのが特徴です。
つまり「ステーキ」と「ソテー」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ステーキは「シンプルな肉料理で、肉の質や焼き加減が重要な料理」
- ソテーは「肉や野菜を、油などを使って軽く火を通した料理」
となり、「ステーキ」は主に厚切りの肉を使って肉そのものの旨味を味わう料理であるのに対し、「ソテー」は食材の風味や食感を大事にしている料理であることが分かりました。
「ソテーとムニエルの違い」についてもまとめています。
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