「砂糖」と「甘味料」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも甘味を加えるための調味料ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「砂糖」と「甘味料」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
砂糖の定義
「砂糖」を広辞苑で調べると、
蔗糖(サッカロース)を主成分とする甘味料。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「砂糖」は甘味料の一種です。
さらにインターネットで調べたところ、主にサトウキビやサトウダイコンから抽出されるもので、料理や飲み物に甘味を加えるだけでなく、その甘さが他の味を引き立てたり、保存性を高めたりする役割も果たしている、ということがわかりました。
砂糖を含む炭水化物はエネルギー源として重要な役割を担っている一方で、過剰に摂取すると血糖値の急激な上昇や肥満、糖尿病、虫歯などの健康問題を引き起こす可能性があります。
甘味料の定義
「甘味料」を広辞苑で調べると、
食品に、甘味をつけるために用いる調味料。蔗糖・水飴・ブドウ糖・果糖・麦芽糖・乳糖など。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「甘味料」は甘味をつけるための調味料全体を指し、そのなかに砂糖も含まれることがわかりました。
昔は、砂糖よりも製造コストが低い甘味料が菓子などに砂糖の代用として使用されていました。
甘味料のなかには砂糖の数百倍程度の高い甘味度を持つ添加物もあり、これらを使用すると食品の糖類含有量を減らすことができ、カロリーを抑える効果があります。
また、ガムや歯磨き粉には、虫歯の原因となる砂糖の代わりにキシリトールなどが使用されることが多いです。
つまり「砂糖」と「甘味料」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 砂糖は「サッカロースを原料とする糖で、甘味料のひとつ」
- 甘味料は「食品に甘味を加えるための調味料」
となり、甘味を加える調味料が数多くあり、「砂糖」は「甘味料」のひとつである、ということが分かりました。
「きび砂糖と三温糖とてんさい糖の違い」についてもまとめています。
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