「沖縄そば」と「八重山そば」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも沖縄の郷土料理ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「沖縄そば」と「八重山そば」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
沖縄そばの定義
「沖縄そば」を広辞苑で調べると、
小麦粉の麺で作る沖縄独特の汁そば。豚骨と鰹節でだしをとったスープをかけ、豚の三枚肉や紅生姜を載せる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「沖縄そば」は沖縄で食べられている麺料理であることがわかりました。
「そば」という名前がついていますが、麺はそば粉ではなく小麦粉から作られています。
スープは主に豚骨とかつお節をベースにしたコクのあるだしが基本で、平打ちでやや縮れた麺を入れ、そこに三枚肉(豚バラ肉の煮付け)、ソーキ(豚のスペアリブ)、かまぼこ、紅しょうがなどがトッピングされます。
沖縄の人々にとっては日常的に食べられるソウルフードのひとつです。

八重山そばの定義
「八重山そば」は広辞苑に掲載がないためインターネットで調べたところ、「八重山」とは沖縄県石垣島の古称であり、「八重山そば」は石垣島で食べられている麺料理であることがわかりました。
八重山そばは沖縄そばの一種で、八重山地方で独自に発展した郷土料理です。
基本的には沖縄そばと同様に小麦粉を主原料とした麺料理ですが、細めで丸みを帯びたストレート麺を使用するのが特徴です。
鶏ガラとかつお節がベースのあっさりとした透明スープが主流で、トッピングは細切りにした豚肉やかまぼこを麺の上に散らすのが一般的です。

つまり「沖縄そば」と「八重山そば」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 沖縄そばは「濃厚なスープに平打ち麺と大きな肉を乗せた麺料理」
- 八重山そばは「あっさりしたスープにストレート麺と細切れの具材を乗せた麺料理」
となり、どちらも小麦粉を原料とした沖縄の麺料理ですが、「沖縄そば」はボリューム感とコクが特徴であるのに対し、「八重山そば」は軽やかさとのどごしを特徴としていることが分かりました。
「沖縄そばとソーキそばの違い」についてもまとめています。






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