「野苺」と「木苺」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも山野草の名前ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「野苺」と「木苺」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
野苺の定義
「野苺」を広辞苑で調べると、
野生のイチゴの総称。通常は草本の種類を指し、キイチゴ類は含まない。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「野苺」は野生のイチゴ(草本種)の総称、ということがわかりました。
「野苺」は通常、日本全国に自生している、クサイチゴ属の植物の総称です。
「野苺」は草本性の植物で、茎や葉が、地表を這うように広がるのが特徴です。
また、春から初夏にかけて白い小さな花を咲かせ、赤い果実が実ります。
つまり「野苺」とは、クサイチゴ属の草本性植物の総称、であるといえます。
木苺の定義
「木苺」を広辞苑で調べると、
バラ科キイチゴ属の落葉小低木の総称。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「木苺」はバラ科キイチゴ属の落葉小低木の総称、ということがわかりました。
「木苺」は木本性の植物で、その名の通り茎が木質化し、茂みを形成する性質があります。
日本の山地などに自生しており、ラズベリーなど栽培されている種類もあります。
「木苺の果実」は「野苺」よりも大きく、甘味が強いものから酸味のあるものまで変化に富んでいるのが特徴です。
また「木苺」の果実は、初夏から秋にかけて赤や黄色、黒色などに色づき、鮮やかな見た目をしています。
つまり「木苺」とは、果実が大振りな木本性のイチゴ、であるといえます。
つまり「野苺」と「木苺」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 野苺は「野生のイチゴ(草本種)の総称」
- 木苺は「バラ科キイチゴ属の落葉小低木の総称」
となり、「野苺」はクサイチゴ属の草本性植物の総称で、「木苺」果実が大振りな木本性のイチゴであることがわかりました。
野菜と果物の違いはこちらでまとめています。
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