「年収」と「手取り」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも仕事などによって手に入れるお金に関する言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「年収」と「手取り」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
年収の定義
「年収」を広辞苑で調べると、
1年間の収入。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「年収」は1年間に得られる給与や収入の総額のことである、ということがわかりました。
例えば、毎月の収入に加えて賞与やインセンティブなどが発生する場合は、それらすべての金額の合計が年収となります。
正確な年収については、源泉徴収票の支払金額欄で確認することが可能です。
created by Rinker
¥1,350
(2024/09/20 07:50:21時点 Amazon調べ-詳細)
手取りの定義
「手取り」を広辞苑で調べると、
収入のうち、税金その他諸種の費用を差し引いた残りの、実際に手に入る金額。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「手取り」は収入から税金などを差し引いた後に、実際に手元に残る金額であることがわかりました。
収入から差し引かれる内容としては、以下のようなものがあります。
- 所得税:年収が高いほど、所得税も高くなる。
- 住民税:住んでいる場所にかかる税金で、地域や年収によって税率が異なる。
- 保険料:健康保険や厚生年金、雇用保険などのお金。
- その他:交通費や食事手当、積立金などのお金。給料から自動的にひかれることを「天引き」という。
個人差はありますが、多くの場合は収入から2割~3割を引いた金額が手取りになります。
つまり「年収」と「手取り」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 年収は「1年間に得られる給与や収入の総額」
- 手取りは「収入から税金などを差し引いた後に、実際に手元に残る金額」
となり、「年収」は1年間で得た収入全体を意味するのに対し、「手取り」は収入から税金や保険料などを引くので、年収よりも低い金額になるということが分かりました。
「経費削減とコスト削減の違い」についてもまとめています。
コメント