「中山道」と「中仙道」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも「なかせんどう」と読める言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「中山道」と「中仙道」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
中山道の定義
「中山道」を広辞苑で調べると、
五街道の一つ。江戸日本橋から板橋へ出て、上野こうずけ・信濃・美濃などを経て、近江の草津で東海道に合流し、京都に至る。69宿。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「中山道」は江戸時代の五街道のひとつです。
江戸の日本橋から京都までを結ぶ重要な街道で、全長は約534kmあります。
中山道は内陸部を通るのが特徴で、武蔵・上野・信濃・美濃・近江の五つの国を経由して京都へ向かいます。
途中に69の宿場が設けられ、そのいくつかは今でも当時の街並みが残る観光名所として知られています。

中仙道の定義
「中仙道」を広辞苑で調べると、
五街道の一つ。江戸日本橋から板橋へ出て、上野こうずけ・信濃・美濃などを経て、近江の草津で東海道に合流し、京都に至る。69宿。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「中仙道」は「中山道」と同じ意味を持つ言葉であるということがわかりました。
「仙」は「山」と同じ意味を持つ漢字で、古くから音や字を混用して表記されてきました。
江戸時代の公文書や地図、浮世絵などには「中仙道」という表記が多く見られ、当時はどちらの書き方も一般的に使われていました。

つまり「中山道」と「中仙道」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 中山道は「江戸の日本橋から京都までを結ぶ重要な街道」
- 中仙道は「江戸の日本橋から京都までを結ぶ重要な街道で、公文書や芸術的な場面などに登場する表現」
となり、「中山道」と「中仙道」はどちらも同じ道を指す言葉ですが、使い分けの明確なルールはなく、時代や文献によって使い分けられていたものである、ということが分かりました。
「チャドとルーマニアの国旗の違い」についてもまとめています。





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