「無職」と「家事手伝い」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも仕事についていない人を指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「無職」と「家事手伝い」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
無職の定義
「無職」を広辞苑で調べると、
一定の職業のないこと。無職業。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「無職」は一定の職業についていない人を指すことがわかりました。
職業がない、というと全く仕事をしていない怠けた人としてネガティブなイメージがつきがちですが、それ以外のパターンもいくつかあります。
例えば、
- 昔は働いていたが、定年をむかえて退職した人
- 単発のアルバイトのような仕事(日雇い労働を含む)をしていて、一定の職業がない人
- 何らかの目的があり、そのために仕事を一時的にやめている人
なども「無職」と呼ばれます。
created by Rinker
¥1,294
(2024/12/10 03:22:22時点 Amazon調べ-詳細)
家事手伝いの定義
「家事手伝い」を広辞苑で調べると、
①家事を手伝うこと。また、その人。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
②親もとにいる無就労の独身女性をいう語。
とのことで、「家事手伝い」は言葉の通り家事を手伝っている人を指します。
ここでいう家事とは、炊事・洗濯・掃除などの一般的な家事だけでなく、家族の介護なども含みます。
よって、一定の職業にはついていないものの、家事や介護といった家庭内の仕事を担っている人を「家事手伝い」と呼びます。
一昔前は、就職していない女性がプロフィールに「職業:家事手伝い」と書く場面も見られましたが、最近は女性の社会進出が進み、社会に出ていないことがマイナスイメージとなること、また家事は分担するべきという風潮が広がったことから、あまり目にすることがなくなったようです。
created by Rinker
¥1,650
(2024/12/10 03:22:23時点 Amazon調べ-詳細)
つまり「無職」と「家事手伝い」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 無職は「一定の職業についていない人」
- 家事手伝いは「定職にはついていないが、家で家事や介護をしている人」
となり、「無職」は仕事をしていない人を広く指す言葉であるのに対し、「家事手伝い」は無職であっても家の中の仕事をしている人を指す言葉であることが分かりました。
「引きこもりとニートの違い」についてもまとめています。
コメント