「晦日」と「大晦日」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも月の終わりの日を指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「晦日」と「大晦日」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
晦日の定義
「晦日」を広辞苑で調べると、
月の第30番目の日。転じて、月の末日をいう。尽日(じんじつ)。つごもり。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「晦日」は月の最後の日を示す言葉であることがわかりました。
「晦日」は「三十日(みそか)」が語源となっています。
昔の太陰太陽暦ではひと月が30日で終わることが多かったため、30日を月末と見なしていました。
現在の太陽暦では月によって日数が異なるため、「晦日」はその月の最終日、つまり28日・29日・30日・31日のいずれかを指すようになっています。
晦日は昔から重要な日とされ、支払いを済ませたり帳簿を締めるなど、その日にけじめをつけるような習慣がありました。
現代でも「月末の締め日」として、ビジネスや生活の区切りに関わる言葉として使われることがあります。

大晦日の定義
「大晦日」を広辞苑で調べると、
(各月の「みそか」に対して)1年の最終の日。おおつごもり。おおとし。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「大晦日」は年の最後の日、すなわち12月31日のことを指すことがわかりました。
大晦日は日本の伝統文化の中で非常に重要な日とされていて、年越しそばを食べたり、除夜の鐘をついたり、年越しの準備をしたりといった、様々な風習が根づいています。
現代においても家族が集まったり、大掃除や年越しイベントが行われたりするなど、特別な日としての意味を持ち続けています。

つまり「晦日」と「大晦日」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 晦日は「月の最後の日」
- 大晦日は「1年の最後の日」
となり、「晦日」は30日や31日のように、その月の最後の日を示す言葉であるのに対し、「大晦日」は1年の最後、すなわち12月31日を示す言葉であることが分かりました。
「前日譚と後日譚の違い」についてもまとめています。
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