「マリネ」と「カルパッチョ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも色とりどりで見た目が華やかになるレシピも多く、おもてなしやコース料理に最適なメニューですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「マリネ」と「カルパッチョ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
マリネの定義
「マリネ」を広辞苑で調べると、
魚・肉・野菜などを、ワイン・酢・油・香辛料などを混ぜた漬け汁に漬け込むこと。また、その料理。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「マリネ」は魚・肉・野菜などをワインや酢、油、香辛料などを混ぜたマリネ液と呼ばれる浸し汁に浸す調理法であることが分かりました。
マリネ液に浸す方法は素材に風味をつけたり、柔らかくする目的で用いられています。
浸す時間は比較的短時間であり、発酵をともなわないのが特徴です。
また、マリネは世界中で広く使用されている調理法で、日本の南蛮漬けはマリネの一種といわれています。
カルパッチョの定義
「カルパッチョ」を広辞苑で調べると、
(画家カルパッチオに因む)生の牛肉を薄切りにし、ソースやドレッシングで調味したイタリア料理。魚でも作る。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「カルパッチョ」は生の牛肉を薄切りにし調味料をかけたイタリア料理のひとつであることが分かりました。
牛肉の赤と絵画の鮮明な赤色が似ていたことから、画家のカルパッチョに由来して命名された料理といわれています。
日本においては生肉を食べる習慣があまりないため、日本人シェフによって魚介類の刺身を使用した西洋料理の日本風アレンジが発案され親しまれています。
つまり「マリネ」と「カルパッチョ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- マリネは「魚・肉・野菜などをマリネ液に浸した料理」
- カルパッチョは「生の牛肉や魚介類を薄切りにし調味料をかけた料理」
となり、「マリネ」は下ごしらえのために具材を液に漬けこむの料理であるのに対し、「カルパッチョ」は具材に調味をする料理であることが分かりました。
「アンチョビとオイルサーディンの違い」についてもまとめています。
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