「マッコリ」と「生マッコリ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも韓国料理と合わせて楽しまれるお酒ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「マッコリ」と「生マッコリ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
マッコリの定義
「マッコリ」を広辞苑で調べると、
(朝鮮語makkŏlli)朝鮮酒の一種。穀類に小麦麴を加えて発酵させた濁り酒。マッコルリ。マッカリ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「マッコリ」は朝鮮半島の伝統的なお酒のひとつであり、穀類に小麦麴を加えて発酵させた濁り酒であることが分かりました。
原料で多く使われるのはお米で、製造の最終工程で発酵が進まないよう加熱処理されています。
日本のどぶろくに似ていますが、アルコール度数は6~8%と日本酒やどぶろくの半分程度、ビールよりはやや高めです。
カロリー控えめで飲みやすく、スーパーやコンビニで気軽に購入できることから女性に人気です。
甘みや乳酸発酵のさっぱりした酸味が感じられる風味で、同じ発酵食品であるキムチとも相性がいいといわれています。
本場の韓国産のほか、日本でもマッコリは製造されています。
生マッコリの定義
「生マッコリ」は広辞苑に掲載されていないため、インターネットで調べてみたところ、加熱処理されていないマッコリということが分かりました。
非加熱で酵母や乳酸菌が生きているため、瓶詰めされてからも発酵が進む特徴があります。
購入後は未開封でもなるべく早めに、また開封後は1週間を目安に飲むと、発酵によって発生する天然の微炭酸と生マッコリ特有の爽やかな甘みを楽しめるでしょう。
冷やしてストレートで飲むのが基本的な飲み方ですが、温めたり氷を入れてロックにしたり、フルーツジュースで割ったりとさまざまなアレンジができます。
つまり「マッコリ」と「生マッコリ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- マッコリは「伝統のある朝鮮酒の一種であり、穀類に小麦麴を加えて発酵させたアルコール発酵飲料」
- 生マッコリは「非加熱のマッコリ」
となり、「マッコリ」は製造工程で加熱処理されているのに対し、「生マッコリ」は非加熱であることが分かりました。
非加熱の生マッコリは発酵の進行よってできる天然の微炭酸が特徴です。
「にごり酒とどぶろくの違い」についてもまとめています。
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